シートの調整

運転者は正しい運転姿勢がとれるようにシートを調節します。
正しい運転姿勢とは、シートに深く腰かけた状態で、背もたれから背を離すことなくペダルを十分に踏み込め、ハンドルが楽に操作できる姿勢をいいます。必要以上に背もたれを倒したり、片足をシートの上に上げたりの運転は危険ですので注意しましょう。

※※※以下の点に十分注意しましょう※※※
走行中に調節するとシートが必要以上に動くことがあり、思わぬ事故につながるおそれがあります。調節は走行する前に行い、シートを前後にゆすって確実に固定されていることを確認してください。
背もたれと背中の間にクッションなどをいれないでください。
正しい運転姿勢がとれないばかりか、シートベルトなどの効果が十分に発揮されないおそれがあります。
シートの下に物を置かないでください。
物がはさまってシートが固定されず思わぬ事故につながるおそれがあります。

バックミラー・ドアミラー調整
バックミラーは、夜間走行時、後続車のライトがまぶしいときにライトの反射を弱くすることも可能です。またドアミラーを折りたたむこともできます。狭い所へ駐車をするときに便利ですが、走行するときは必ず元に戻してください。
※※※以下の点に十分注意しましょう※※※
ミラーを格納したまま走行しないでください。また、走行中はミラーの調節を行わないでください。

シートベルト
シートベルトは、車を運転するまえに運転者は正しい運転姿勢で着用し、同乗者にも必ず着用させてください。
※※※以下の点に十分注意しましょう※※※
シートベルトは全員が着用してください。着用しないと、衝突したときなどに重大な傷害を受けたり死亡することがあります。
シートに深く腰かけてください。
寝そべった姿勢では、衝突したときなどにシートベルトの下に滑り込んだりして、重大な傷害を受けるおそれがあります。
お子さまにもシートベルトを着用させるか、チャイルドシートをお使いください。
お子さまを抱いていても、衝突したときなどに支えることができず、お子さまが重大な傷害を受けたり死亡するおそれがあります。
妊娠中の女性や疾患のあるかたのベルトの着用は、万一のとき腹部、胸部、肩部などに圧迫を受けることがありますので、医師にご相談ください。

チャイルドシートの装着
チャイルドシートをしないで急ブレーキをかけたり事故にあった場合、子供が車外に投げ出される危険性もあります。助手席、後部座席のどちらにいても危険率は非常に高いものです。保護者の方は、特別な事情がない限り 膝の上でだっこするのは絶対やめ、必ずチャイルドシートを着用しましょう。また、正しいチャイルドシートの選び方や装着の仕方を身につけましょう。
※※※以下の点に十分注意しましょう※※※
取り付けが簡単で車のシートベルトが通しやすく、しっかり固定できるもの
安全基準に適合したもの
チャイルドシートには、運輸大臣が型式指定したマークが付いています。
なお「ECE規制(欧州)」「米国安全基準」に合格しているものも同等として認められています。
あまり重くないもの(重いものは取り付け取りはずしなど扱いが大変)
クッション等が簡単に取りはずせて衛生上、簡単に脱着できるもの
※※※チャイルドシートの種類※※※
乳児用ベット
新生児から12か月位までの乳児(体重10kg未満身長75cm以下)
幼児用シート
4か月から4歳位体重7kgから18kg身長65cmから105cm
学童シート
3歳から10歳位体重14kgから32kg身長135cm以下